葬式の時の会食の思い出

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葬式の時の会食の思い出

父の葬儀の時のことです

父の葬儀の時のことです。
父は生前、会社の役員だったこともあり、親族の数の割には参列してくださるお客様が多く、思ってた以上に大きな葬儀になってしまいました。
大きな葬儀の場合、それに見合った料金の会食を準備する必要がありました。
要するに、私達家族も父の兄弟もせっかく立派な祭壇を選んだ葬儀だったのに、葬儀の際の会食くらいでセコイ葬儀だったと言われたくなかったのです。

お通夜の際の通夜振る舞い会食のお寿司も大トロが入っていたり、貝類が入っていたり、和食、洋食、中華料理といったバラエティに富んだ会食でした。
葬儀の時の会食も豪華でした。
一人一人のお膳は、旅行に行った時の旅館で食べるようなお膳でした。

季節が冬だったこともあり一人鍋がメインでした。
一人鍋といっても土鍋ではなく紙鍋でした。
固形燃料の卓上コンロに紙を敷き鍋にした料理です。
そこまでは見栄えも良く、豪華な葬儀の後の会食だったわけですが、葬儀会場での料理のスタッフのミスで紙鍋にお出汁が入っていなかったのです。
紙鍋にお出汁が入っていなかったので、紙鍋が炎上してしまいました。

もう情けなくて恥ずかしくて、でもその場を何とかしなければと思った私は、父さんは焼けちゃったし、お膳の紙鍋も焼けちゃったと冗談を言うしかありませんでした。
これがおかしな葬式の時の会食の思い出です。

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