葬式の時の会食の思い出

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葬式の時の会食の思い出

義兄のお母様がお亡くなりになった際

義兄のお母様がお亡くなりになった際、私と妹までは参列しなくてもいいかもしれないと思いましたが、「やまがし」と呼ばれるお礼の品を、参列者の方に渡す役目を引き受けてほしいと言われました。
義兄は男ばかりの3人兄弟で、いとこたちとも仲がよく、いくらでも人はいるだろうと思ったのですが、安心して任せられるからと言われると、行くしかありませんでした。

お通夜が終わり、まだ子犬だった愛犬を1匹で留守番させてきたのが気になっていた私と妹は、一刻も早く帰りたくてうずうずしていました。
そして、会食に出された寿司桶の中の握り寿司には、誰一人手を付けていない状態でした。
それに業を煮やしたのは私たちではなく、三男のお嫁さんで、看護師資格を持っているという女性でした。
その女性はいきなり箸をとると、取り皿にどんどん寿司を盛りはじめ、参列者の前に次々に置き始めたのです。

その様子を見て、さすがは看護師、手慣れたものだと感心する一方で、好みも聞かずにあてがっていくあたりは、看護師の悪いところなのではないかと思ったりもしたのでした。

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